kindleって何年くらい使えるの?すぐに買い替えが必要になるもの?
読書をよくする人ならば、電子書籍リーダーkindleの購入を検討している人も多いはず。
kindle端末は全5種類ありますし、さらにそこから「容量」や「広告ありなし」など、様々な組み合わせの中から1つを選ばないといけません。
頻繁に買い替えが必要になるのか?何年くらい使えるのか?によって、どのモデルにするか、どの容量にするかなどが変わってくるでしょう。
これからkindleを買うにしても、どのくらい長く使えるのか知ったうえで買いたい!
そこで今回の記事ではこんな疑問に答えていきます。
- Kindle端末の寿命はどのくらいなの?何年くらい使える?
- 他の人は何年くらい使ってるのか、Twitterで調査
- kindle端末を長く使うための方法
- もしもkindle端末が壊れてしまった時の対処法
端末の使用頻度や個体差によって寿命は変わってくるので『○年使える!』とは言えないですが、およそ何年くらい使えるのか、探っていきたいと思います。
kindle端末をこれから購入しようと考えている方は、ぜひkindle端末選びの参考にしてみてください。
kindle端末の寿命を2つの観点から調査してみると?
kindle端末の寿命は使用頻度や使用方法によって変わってきます。
使う人によって寿命が変わってくるのは当然としても、ある程度の寿命の目安は知りたいですよね。
そこで、以下の2つの観点から、どの程度kindle端末を使用できるのか調べてみました。
- 【実例】約10年前に発売された、初代kindle(2012年発売)を使用している人はいるか?
- 【根拠】寿命の要である、kindle端末に搭載されている電池の性質は?
約10年前に発売されている初代kindleを今も使っている人がいるのか?という実例と、その根拠を示していきたいと思います。
結論を先に伝えると、目安として8年前後は使用できる可能性が高いということがわかりました。
スマホやPCなどの端末と比べて、kindle端末の寿命が長いのは読書専用端末だからこそのメリットかもしれません。
では、なぜ8年前後も使用できる可能性が高いという調査結果になったのか、見ていきましょう。
約10年前に発売された初代kindle端末を使用している人は意外と多い
まず、kindle端末の歴史を遡ってみると・・・
日本で初めて発売されたkindle端末のモデルが、2012年発売のKindle paperwhiteの第5世代です。これが最も古い端末になります。
2022年調査時で、Kindle paperwhiteの第5世代(2012年発売)を使っている人は約10年もの間、kindle端末を使い続けていることになります。
そこで、TwitterでKindle paperwhiteの第5世代(2012年発売)を使用している方がいるのか見てみましょう。
kindle peparwhite(第5世代:2012年発売)を使用している人を調査
日本で発売された最も古いkindle端末である、Kindle paperwhite(第5世代)を今も使用している方がいるのか、Twitterで調査してみました。
このように、初代Kindleを使用している人は意外と多いですね。
もう一度言うと、日本で最初に発売されたkindlepaperwhite(第5世代)は2012年発売です。
これらの投稿は2021年の投稿なので、9年間は使用しているということになります。
中には、10年以上使い続けている人もいるみたい
もちろん、必ずこの期間は使用できるということではありませんが、適切な使用方法で使用していれば長い間使用することができます。
10年前に発売されたkindleは、当然今よりもスペックも性能も低いです。それが今も使用できているという事実はとても心強いですね。
当時(10年前に)発売されたkindle peparwhite(第5世代)と最新のkindle peparwhite(第11世代)と比較してみると、
第5世代 (2012年発売) | 第11世代 (2021年発売) | |
---|---|---|
容量 | 2GB | 8GB~32GB |
画面サイズ | 6インチ | 6.8インチ |
解像度 | 212ppi | 300ppi |
防水機能 | なし | あり |
となっています。やはり最新端末のスペックと比べると、約10年前の端末のスペックは低いです。
しかしTwitterでの投稿の通り、スペックが低い旧世代の端末を約10年間不自由なく使い続けられているので、スペックの高い最新のkindle端末ならばより長く使用できるのではないかと考えられます。
kindle端末の寿命が長い技術的根拠は、バッテリーの寿命にある
初代kindle端末が約8~9年ほどの使用実績があることはわかりました。
ではそれらの使用実績が技術的に根拠があるのか?調査してみます。
まず、Kindle端末は電池の交換ができません。なので、電池の寿命が来たらそれはすなわちKindleの寿命と考えることができます。
ではここからkindle端末に使用されているバッテリーについて説明していきます。
ちょっとだけ、勉強タイムです!
kindle端末のバッテリーにはリチウム電池というものが使われています。
Kindle端末およびFireタブレットにはリチウム電池が含まれています
Amazon.co.jpより引用
このリチウム電池は、スマホやPCなども使われています。
この電池の性質や寿命を調べれば、kindle端末自体の寿命もある程度確認できそうです。
Kindleで使用されているリチウム電池の性質と寿命は?
リチウム電池の寿命はどのように決まっていくものなのでしょうか?
リチウム電池の寿命は、『サイクル回数』と『使用期間』の2つの観点から考える必要があります。
サイクル回数 充電による劣化 | 100%充電して残量が0%になるまでを1サイクルとして、何サイクル使えるのか?というものを表したもの リチウム電池はおよそ500回が一般的な値とされる |
使用期間 時間経過による劣化 | 充電回数に関係なく、使用できる期間 リチウム電池の使用期間はおよそ10年とされる |
リチウム電池は、充電する回数によっても劣化するし、ただ時間が経つだけでも劣化するということです。
電池が劣化する原因
- 充電するたびに劣化が進む
- ただ時間が経過するだけで劣化する
どちらか一方でも劣化の限界がくると、電池の寿命を迎えるということですね。
kindle端末は一度充電したら数週間持つとされています。1週間に1回充電すると仮定すると、1年に約50回充電する計算です。10年で約500回ほど充電することになります。
サイクル回数からしても、使用期間からしても、リチウム電池の劣化が約10年で迎えるということから、先程Twitterで調査したkindle端末が8~9年使っているという投稿も理にかなっているのではないかと言えそうです。
寿命を迎えても直ちに使えなくなるわけではない
ちなみにこのリチウム電池は、寿命を迎えたとしてもすぐに使えなくなるわけではありません。
リチウム電池には電池容量というのがあり、充電回数を重ねていくことによって少しずつ電池容量が減っていきます。充電しておける電力の容量が減っていくと言ってもいいです。
よく「電池持ちが悪くなってきた」というのは、この容量が段々と減っていくからです
しかし、充電しておける容量が減るだけで、全く充電できなくなるわけではないんです。
新品の時には100%まで充電できるとすると、寿命を迎える時点では50%~70%ほどにまで容量が減少します。
容量が減るので、1回の充電で使用できる時間が少なくなり、充電しなければいけない回数も増えますが、使用すること自体はできます。
こう考えると、もしかしたらバッテリーの寿命を迎えてからも使える可能性があります。
kindle端末を長い使い続けるために気を付けたいこと
とはいっても、これよりも早く寿命を迎えてしまう人もいるでしょう。
もちろんたくさん使用していればそれだけ早く寿命を迎えるでしょうし、そんなに使わなければ寿命も長くなります。
なるべく端末の寿命を延ばすためには、このような使用方法に気を付けてください。
バッテリーというものは、高温状態に置いておくと劣化が進んでしまいます。目安としては40℃から45℃です。
夏場日差しが直接当たるような場所に置いておいたり、熱がこもるような場所での保管は気を付けましょう。
また、リチウムイオン電池は充電が100%の状態が長いと劣化が進みます。元々kindleは毎日充電するようなものではないので心配は少ないかもしれませんが、気を付けましょう。
さらに、水没も危険です。『kindle paperwhite』と『kindle oasis』は防水機能が付いていますが、いくら防水機能が付いているからと言って故意に水没させることのないようにしましょう。
水没してしまっても直ちに壊れるものではありませんが、やはり繰り返すことによって故障に繋がります。
水没によってkindleが壊れたという報告がいくつもあるよ・・
Kindleの防水機能や注意点については、こちらの記事を参考にしてください。
Kindle端末が壊れてしまった時の対処法
長く使用することが期待できるKindleですが、使用方法や頻度によって壊れてしまうこともあるでしょう。
万が一壊れてしまった場合の対処方法を、ご紹介いたします。
一般ユーザーでは端末の修理やバッテリー交換はできない
まず、壊れてしまった場合に自分で直せるかどうかを検討するかもしれません。
バッテリーって自分で交換できるかな?
バッテリーが悪くなったら自分で交換しようと思うかもしれませんが、残念ながらユーザー自身でkindle端末修理やバッテリーの交換はできません。
Kindle端末は高性能かつ無駄なスペースを極力なくし、薄さや小ささを実現しています。
高性能の端末を実現するために、一般的なユーザーが簡単にバッテリーの交換を出来るようには設計されていないんですね。
せっかくの防水機能の観点からも、一般ユーザーが簡単に端末を開けられたら問題だね。。
自分では簡単に修理できない分、高性能かつ端末の薄さや小ささを実現しているとなると、仕方ないと言えます。
販売元のAmazonは、修理を受けつけていない
かといって、Amazonでは端末の修理を行っていないんです。
Amazon公式ページには、
Q: 端末を修理してもらうことはできますか?
A: 端末の修理は承っておりませんので、ご了承ください。
Amazon.co.jpより引用
との記載があります。
Amazonのスタンスとしては、端末が壊れたときは修理をするのではなく、
ということになるでしょう。
【結論】Kindle端末が劣化・故障した時は「交換」または「買い替え」
もしもkindle端末が故障してしまった場合は、
- 保証期間内かつ保証対象であれば、端末の交換を依頼
- 保証期間を過ぎていたら、基本的には買い替え
のどちらかで対処することになります。
まず1つ目の方法、
① 保証期間内かつ保証対象であれば、端末の交換を依頼
お手元のKindle端末が保証期間内かつ保証対象であれば、交換をしてくれる可能性が高いので、まずはそれを確認しましょう。
Kindleの保証期間は、通常1年間になります。
1年 | 2〜3年 | |
自然保証 | 通常保証 | オプション保証 |
事故保証 | オプション保証 | オプション保証 |
オプションで保証に入っていれば、最大3年間は保証の対象になります。Kindle購入時に、合わせてオプション保証も購入したか思い出してみましょう。
次に、保証対象になるかどうかの確認をしましょう。
保証対象になる不具合は、『自然故障』によるものと『事故保証』によるものがあります。
自然故障 | 初期不良・バッテリーの劣化など |
事故保証 | ディスプレイのひび割れ・水没など |
kindle端末の保証はバッテリーの劣化も含まれます。通常の使用方法で使用していたのにも関わらず壊れてしまった場合などは、交換してくれる可能性が高いので、Amazonに問い合わせをしてみましょう。
Kindle端末の保証については、こちらの記事で詳しく解説しています。
保証期間が過ぎていた場合は交換をしてもらえないので、残念ながら買い替えしかありません。
② 保証期間を過ぎていたら、基本的には買い替え
うまくセールを狙えればkindle端末を安く買えるかもしれないので、チェックしてみましょう。
また、保証期間を過ぎていても、諦めずに故障の症状をAmazonへ伝えてみてください。
交換対応は出来なくても、新しく端末を買うときのためのクーポンを発行してくれるかもしれることがあります。
まとめ:長期間使えるkindleはコスパ高い!
以上、kindle端末の寿命について検証してみました。
- 約10年前に発売されたkindle端末を今も使用している人がいる
- バッテリーの寿命の観点からも約10年くらいは使用できる可能性がある
ことがわかりました。
読書のためのkindle端末をわざわざ買うことに抵抗がある人は多いかもしれません。
しかし、今回の記事で説明した『kindle端末の寿命』を考えると、スマホやPCよりも全然長く使用できます。
最も人気の『kindle paperwhite』は最大19,980円ですが、これが10年間使えるとなると、1年あたりたったの1,980円です。
本1〜2冊の値段で、快適な読書生活が手に入る!
ぜひこの機会に、kindleでの読書を体験してみてください!
kindle端末選びに困っている方は、以下の記事で選び方を詳しく解説しています。
以上、『Kindle端末の寿命に迫る!長く愛用するためのコツと壊れた時の対処法を徹底解説!』でした!